【実績】徳山工業高等専門学校 及び 株式会社中村機工 デジタル人財のための画像処理技術

徳山工業高等専門学校と株式会社中村機工の共同講座

共同講座を開催しました

Pixelupでは、「580件提案したFE(フィールドエンジニア)が伝える:デジタル人財のための画像処理技術」と題して、合計3回の講座を徳山工業高等専門学校にて開催しました。

この活動は経済産業省による産学官連携事業の一環で、静岡県静岡市の株式会社中村機工様と徳山工業高等専門学校との間で提携し共同講座を企画。その中でデジタル人財の育成に際し、近年さらに活用が進む画像技術を製造現場などの視点も踏まえながらお伝え出来ればと、弊事業も参加させて頂きました。

今回はその内容をレポート致します。

講座概要と学生たちの様子

本事業は「共同講座」です。特徴として、講座を開催する企業の従業員も講座を通じ育成環境の整備方法や企画運営に関するリスキリングが可能なこと。一方的な講座開催ではなく、提携した両者において効果を得られることから、「共同講座」としています。

両者で成長の機会が得られるのは良い取り組みですよね。

今回、Pixelupは中村機工様にお声がけ頂きました。

さて、講座は合計3回に渡り開催しました。

概要は以下の通りです。

  1. 基礎編(オンライン)
    • なぜ画像技術が必要なのか?
    • そもそも画像って何?
    • 一般的な画像処理手法、またAIについて
  2. 応用編(オンライン)
    • Youtubeに掲載されている検査設備の解説
    • 画像処理とセットで使われる技術・機材の紹介
    • 品質保証からみた画像処理の位置付け
  3. 実機編(対面)
    • 画像処理機材を実際に見てみる
    • ナットやワッシャーの検査手法を解説

学生の中には、日々の研究や実習でも画像技術に触れた方も何名かいました。過去の研究でブロブ解析に苦戦した経験談や、機材の価格など様々なご質問も。

また、今回は主に機械電気工学科の方々に参加頂きました。画像技術は単に画像だけでなく、その処理結果に応じてどのようにアクションするかも重要と解説。「画像技術とは、日々学んでいるメカ・電気も含めた総合的なシステムだと理解できた」とのフィードバックもありました。画像技術をより身近に感じ、興味を持ってもらえたのではないでしょうか。

画像処理技術講座の様子
実機講座の様子。機材の構成やナットの外観検査原理を解説中。

先生からは「現場のことは教師からは伝えるのが難しい。」との話もありました。そこにPixelupが参加出来たことで価値を提供できていれば幸いです。

最後に個人的な思いとして

学生たちがこれから就職され様々な課題にあたると思いますが、その際の解決手段の1つとして「画像技術」を思いついて欲しい。結果的に、他の手段で解決することはあると思いますが、それはそれで良いと思います。複数の候補を上げ、考え実行することで経験値や実力がついてくるでしょう。あくまで画像技術は課題解決の手段の1つですから。

彼・彼女たちの今後の成長に期待が高まりますね。

Pixelupではこうした講座やセミナーも今後も積極的に展開していきます。

講座内容に興味がある方や社内向けにセミナーを開催したいユーザーはぜひお声がけください。

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